大田原市に転居する前は、サラリーマンだった私達。

震災直後、会社からの突然解雇を言い渡され職も失い、震災とのダブルショック...

不眠に陥り、これからどんな生活に変わるのか不安でいっぱい...

住むところもこれからの生活も、想像がつかない状態で心が壊れかけていました。

寝つきが悪く夜中に何度も目が覚める...眠れない...眠れない...が口癖になっていました。

この時ほど、眠れないのが辛いものだと感じたことはありませんでした。

でも、その時、心の支えになったのは整体(東洋医学ツボ)の勉強でした。

背面が鉄のように硬くなり指導して下さった先生は、ストレスだらけの私の身体を触り、

「この身体で整体ができるのかしら?」

と思ったそうです。

 

ガクガクした動きと全身の疲労、練習のたびに整体仲間にほぐしてもらって、

どんどん心も身体も回復していきました。

身体が楽になっても、こころのバランスが崩れていると回復の邪魔をします。

ボディケアセラピストになると決めた時、家族は開業までするとは夢にも思わず、

 

誰も知り合いのいない、この地で開業なんて無茶なこと...

 

反対する声もありましたが、

「大丈夫だよ、お前たち夫婦ならやれるんじゃない?」

と、一番応援してくれたのは母でした。

 

しかし、残念ですが、整体院の完成を待たずに天国と旅立ってしまいました。

肝臓がんを発症し、様々な治療を試みましたが、病気には勝てず、

もう治療方法がないと言われてから朝晩二回のボディケア、頭のてっぺんからつま先まで

丁寧に静かに優しいやさしい手技しかできません。

でも、とても気持ちが良いと喜んでいました。

顔色が良くなり痛みの軽減から「手あて」のパワーと癒しが、

どれだけ人を楽にできるか母から教えてもらいました。

 

お薬や西洋医学では足らない部分、それが手当て(整体)や癒しが補充すると思います。

身体が辛い時は、心も辛いもの。

痛みを共感して、お客様に寄り添う施術を心がけています。

現代のストレス社会には癒しのボディケアが必要だと感じ、

自分達が辛かった経験を生かし、皆様のお役に立てるよう日々精進したいと思います。