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肩こりと頭痛・・・!!
肩こりは、首から上腕に掛けての部位に存在する僧房筋が緊張することで発生します。
緊張状態に置かれた筋肉は強張り、パンパンに張った状態になります。
強張った筋肉は痛みや違和感、不快感や重量感を発生させます。
緊張した肩の筋肉は首の血行を阻害し、頭を巡る血管に炎症を発生させます。
この炎症が多くの頭痛の原因になるのです。
このように、肩こりを原因として起こる頭痛のことを「肩こり頭痛」と呼ぶことがあります。
A.緊張型頭痛
その1は、筋肉の緊張(こり)そのものからくるもので、
「首すじや頭がしめつけられるような鈍痛」や不快感を感じる。
緊張型頭痛は一日の中でも悪くなったり軽くなったりしながら
何日も続くことになります。
頭や首すじがしめつかられるように重くだるくなると、
ふわふわしためまいや吐き気を生じることになります。
B.血管性頭痛
その2は、こめかみがズキンズキンと脈打つように痛む血管性頭痛です。
血管性頭痛は頭皮の動脈が拡張して痛くなる。
人間の頭皮は一皮むけば血管だらけです。
ここには交感神経(自律神経の一つ)が走っていて、ふだんは収縮させるように働きます。
この交感神経が一時的に麻痺すると、血管が拡張し、頭皮の一部分が
ズキンズキンと脈打つように痛くなります。
C.症候性神経痛
緊張型頭痛と圧痛点
肩こりの強い人が、片一方の目の奥に突き刺されるような
強い痛みを感じることがあります。
目の奥の痛みまではいかなくても、目の疲れ、いつも眠たい感じ、
目頭が重いと訴えることがしばしばあります。
これらの症状は目の周囲を走っている眼輪筋そのものの
緊張(こり)と関係深いと考えられます。
また左右どちらか一方の後頭部に一瞬ビリッと電気が走るような
痛みを生じることがあります。
後頭部には第二頚髄から出た大後頭神経が走っています。
頭髪の生え際のところで首すじのこりが原因で神経が刺激されると、
神経痛を生じたり頭髪をさわるとビリビリする感じを生じます。